進化しすぎた脳

進化しすぎた脳 中高生と語る「大脳生理学」の最前線
大脳生理学とか全く専門外の人でも興味を持って読める本でした。
とくに、「三章 人間はあいまいな記憶しか持てない」の
下等な動物ほど記憶が性格で、人間があいまいな記憶を行うのは
抽象的に物事をとらえ臨機応変な適応力を生む源になっている。
そのために脳はゆっくり学習を行う必要があるそうだ。
僕なんか、すぐに使わない技術や手順を忘れるから人間はそのように
できているので落ち込む必要はないって断言されるだけで気が楽になる!

さらに抽象的に物事を捕らえるにいたる言葉→心(意識)→汎化の流れに
おいて、まず人類の進化において言葉が非常に重要な役目をはたしていて
言葉は単純に単語や文法を記憶するだけでは役立たず、コンテキストや
相互作用を組合す事で高度な適応力や創造力を持ちえたという
部分に関してはプログラミングにおけるパタンランゲージの説明や
メタプログラミングに通じる物がありプログラマにも楽しめる内容だった。
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